SLBMシェアリング 2016 3 27

2016年3月27日の時事通信社には、このようなニュースがありました。

トランプ氏「在日米軍撤退も」 安全保障条約改定、日本の核保有容認

【ワシントン時事】アメリカ大統領選の共和党候補指名争いで、
首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏は、
大統領に就任した場合、
日本が駐留経費の負担を大幅に増額しなければ、
在日米軍を撤退させる考えを明らかにした。
日本による核兵器の保有を容認する意向も示した。
 トランプ氏は、日本政府と再交渉して安保条約を改定したい考えも表明。
日韓両国が北朝鮮などから自国を防衛できるようにするため、
「核武装もあり得る」と述べ、両国の核兵器保有を否定しないという見解も示した。
ニューヨーク・タイムズ(電子版)が26日に掲載したインタビューで語った。
(引用、以上)
 アメリカが日本に対して原子力潜水艦をリースして、
SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の核シェアリングを認めるならば、
私は、「在日米軍の撤退」に賛成です。
 日本の国土を考えれば、
日本の核武装は、SLBM以外にあり得ないのです。 
 しかし、これは、アメリカにとっては、両刃の剣になる可能性があります。
私が、安全保障担当の大統領補佐官だったら、そう考えます。
トランプ氏には、顧問として、軍事の専門家が必要だと思います。
軍事は感情ではなく、計算であるべきです。

SLCM 2012 4 1

書名 ニューズウィーク日本版 2012 4 4

 今日は、風雲急を告げる中東情勢を取り上げましょう。
まずは、引用から始めましょう。
「中東核戦争、今そこにある危機」
 (イスラエルの地中貫通爆弾バンカーバスターを使った)
空爆により地下施設を完全に破壊できないとしても、
(この問題を)放置するよりはましだと、
イスラエルが(空爆を)考える可能性はないのか。
 (イスラエルが)核ミサイルを潜水艦から発射して、
地下施設のある山ごと吹き飛ばそうとする可能性はないのか。
 イラン攻撃をめぐる議論では、
イスラエルの潜水艦の存在が、ほとんど無視されている。
 イラン中部フォルドウの山中にあるウラン濃縮施設を攻撃するなら、
潜水艦から核弾頭付き巡航ミサイルを発射する方が、
ずっと効率がいい。
 しかも報道によれば、
イスラエルは核巡航ミサイルを既に保有している。
 イスラエルは、ドルフィン級潜水艦を少なくとも3隻保有し、
そのすべてが核巡航ミサイルを発射する機能を備えていると言われる。
 さらに、ドイツでは、
イスラエルが購入予定の最新鋭潜水艦2隻(あるいは3隻)が建造中で、
いずれも長距離弾道ミサイルを装備できるという。
 「(確証はないものの)イスラエルが、
核弾頭装着可能な巡航ミサイルを潜水艦から発射し、
約1500キロ先の標的に命中させる実験を行ったとの報道がある」と、
情報筋は指摘する。
 「(イスラエルの港湾都市)ハイファから、
イランの国境までは、約1000キロだ」
(以上、引用)
 日本では、イスラエルによるイラン攻撃の可能性としては、
F15戦闘機などによる空爆の可能性ばかり報道しますが、
なぜか、イスラエルの潜水艦による巡航ミサイル(SLCM)の可能性は報道していません。
 軍事的な効率を考えれば、
戦闘機による空爆よりも、潜水艦による巡航ミサイルの方がよいと判断するでしょう。
しかも、核弾頭付き巡航ミサイルになる可能性があります。
 さて、もうひとつ引用しましょう。
「イランを統治する宗教指導者の中の有力な一派は、
イスラム教シーア派の終末論的な教えを信じていると言われる。
 その教えによれば、
世界が大惨事に見舞われて初めて、
『隠されたイマーム(指導者)』が再臨し世界を救うという。
 つまり、イランの一部指導者は、
たとえ国民全体が命を失うことになったとしても、
核戦争を望む可能性があるのだ」






































































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